プレイマットはいつから使えるのでしょうか。
この記事では、出産を控えている人や乳幼児のお世話をしている人に向けて、プレイマットを使用する期間の目安や活用方法などを解説します。年齢別に最適なおすすめのプレイマットも紹介するため、ぜひ購入時の参考にしてください。
プレイマットとは
プレイマットとは、やわらかい素材でできた赤ちゃん向けのマットのことです。高いクッション性があり、赤ちゃんが移動したり遊んだりする際のケガの予防に役立ちます。
また、プレイマットには吸音性もあるため、赤ちゃんの足音や遊ぶ音が下の階に響かないか心配な場合にもおすすめです。おもちゃで床に傷がつくリスクも避けられます。
さらに、育児する大人の膝が痛くなりにくく、赤ちゃんのお世話が楽になります。
プレイマットはいつから使えるのか
プレイマットを使い始める時期は、生後4か月以降が一般的です。赤ちゃんの行動範囲が広がり、ベビーベッドから出るようになったと感じたときが使用を開始するタイミングです。
また、寝返りやつかまり立ちなどが始まって危険な場面が増えた際に使い始めるのもおすすめです。プレイマットがあればずり這いやはいはいの練習もしやすいため、寝返りができるようになったら検討し始めてもよいでしょう。
プレイマットを使うメリット
プレイマットを使用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下でくわしく解説します。
赤ちゃんをケガから守る
プレイマットはクッション性が高く、衝撃を吸収するため、赤ちゃんが転倒したり尻もちをついたりした際に赤ちゃんを大きなケガから守ります。寝転んでも座っても快適に過ごせるやわらかさになっており、いつでも安心です。
床の保護に役立つ
プレイマットを敷くことは、床の保護にもつながります。赤ちゃんはおもちゃを投げたり落としたりする場合もありますが、プレイマットがあれば床に傷がつきません。おむつ替えやお絵かきの際も、床を汚さずに済むでしょう。特に、洗えるプレイマットならずっと清潔な状態を維持できます。
防音効果が期待できる
プレイマットは音を吸収できるため、生活音の防音対策にも役立ちます。たとえば、マンションやアパートに住んでおり、赤ちゃんが動く際に立てる音やおもちゃの音などが下の階に響くことを心配している人もいるでしょう。プレイマットを敷けば音漏れの対策になります。
寒さ対策にもおすすめ
赤ちゃんは床に接している時間が長いため、特に寒い時期は体が冷えやすい状況になります。プレイマットを敷いておけばフローリングに直接触れなくて済み、寒さ対策になります。
プレイマットを活用する方法
プレイマットの活用方法はさまざまあります。
ここでは、よく活用されている方法について解説します。
活用方法1.キッズスペース
プレイマットをキッズスペースに敷いておもちゃで遊んだりお絵かきをしたりしている家庭も多いです。遊ぶ場所はプレイマットの上というルールを設定すれば、おもちゃの片付けも楽になります。また、居住スペースとのメリハリもつけられます。
活用方法2.リビングのお昼寝スペース
プレイマットはやわらかく保温性にも優れているため、リビングのお昼寝スペースに敷く活用方法もあります。おもちゃつきのプレイマットを選べば、体を横に倒して遊びつつ、眠くなったらそのまま眠れます。
活用方法3.旅行や帰省時に持っていく
コンパクトに折りたためるプレイマットについては、旅行や帰省時にも持参できます。旅先や帰省先でも快適に過ごしやすくなるでしょう。持ち運びしやすいプレイマットも1枚もっておくと重宝します。
プレイマットは敷いたままでよいのか
プレイマットを敷きっぱなしにしていると、カビが生えたり、ダニが発生しやすい環境になったりする恐れがあります。プレイマットは赤ちゃんが過ごすスペースであり、清潔に保たなければなりません。そのためには、1週間に1度はプレイマットをよけて掃除しましょう。プレイマットを長く使用するには、定期的な手入れも重要です。
プレイマットが不要になる年齢の目安
ケガを防止する目的の場合、プレイマットは2歳頃になると不要になります。家の中で転ぶなど危険な場面がなくなってきたら、手放すタイミングについて検討しましょう。
ただし、防音対策になったり傷や汚れを防いだりする効果も期待できるため、プレイマットを敷いたままキッズスペースとして使い続ける家庭もあります。一般的に、5~6歳の小学校入学前まで使用するパターンが多いです。
プレイマットを選ぶときに気をつけるポイント
プレイマットを選ぶ際は何を意識すればよいのでしょうか。気をつけるポイントについて解説します。
ポイント1.素材や効果で選ぶ
プレイマットの素材はさまざまあり、素材によって特徴が異なります。素材や耐久性と価格は比例しているため、違いを理解して選びましょう。耐久性が最も高い素材はPVCフォームです。PVCフォームに似た素材としてTPUもありますが、1年程度で黄変します。その分、TPUのほうが若干安めです。
また、PEフォームやEVAフォームなどは圧力によって縮んだり、クッションが切れたりする可能性もあります。EVAはジョイントマットによく使用されている素材です。
ポイント2.使用する期間や年齢で選ぶ
プレイマットは、新生児用のものや長期的に使用できるものなど種類が豊富です。新生児の間だけ使うつもりなら、布製の持ち運びやすいプレイマットでも問題ありません。活発に動くようになるにつれて買い換えてもよいですが、最初から数年使用できるプレイマットを選択すると手間や費用もあまりかからないでしょう。
ポイント3.デザインで選ぶ
プレイマットはデザインが豊富なため、使用期間や家の雰囲気などを考慮して選べます。色や柄がついているプレイマットは、成長してもキッズスペースで活用可能です。一方、シンプルなデザインなら、インテリアによく馴染みます。また、蛇腹状に折りたためるプレイマットを選べば、おうちごっこやかくれんぼなどの遊びにも取り入れられます。
【年齢別】おすすめのプレイマット5選
プレイマットは年齢によっても最適なものが異なります。ここでは、年齢別におすすめのプレイマットを紹介します。
【0~1歳】シルキーポータブルマット
140×200cmのプレイマットです。付属のバッグがあり、コンパクトに折りたたんで持ち運べます。赤ちゃんでも安心して使用できるポリエチレン素材でできています。サラサラした触感ですが、引っ掻いても傷がつきにくいです。そのため、ペットがいる家庭やアウトドアへよく出かける家庭にも向いています。また、床暖房やホットカーペットにも対応しています。
【0~1歳】プライム プレイマット
ポリエチレン素材を使用した安全性の高いプレイマットです。サイズは150cm×200cmで継ぎ目はなく、手入れがしやすくなっています。1.0cmの厚みがあるため、転倒によるケガ防止や防音を期待できます。ロボット掃除機も使用可能です。断熱効果に優れており、床暖房やホットカーペットにも対応しています。
【2~6歳】特厚 ロールマット
ロールタイプのクッションマットであり、好きな長さにカットして使用できます。幅は80cm、90cm、100cm、110cm、120cm、130cm、140cmの7種類から選択可能です。長さは700cm、厚みは1.7cmとなっています。表面はPVCで耐久性に優れており、クッションはPEであるため軽量です。防水や抗菌の機能も備えていて手入れがしやすく、清潔に使用できます。床暖房やホットカーペットにも対応しています。
防音効果は約60%です。子ども部屋はもちろん、廊下や寝室などさまざまな場所で活躍する可能性があります。
【2~6歳】抗菌 折りたたみプレイマット
折りたたみが簡単なプレイマットです。敷いたままにするのではなく、必要なタイミングのみ使いたい人に向いています。国際機関に認められた抗菌PU生地を使用しています。サイズは、100×200cmと140×200cmの2種類です。クッションは4.0cmの厚みがあるため、転倒によるケガの防止や防音が可能です。片面は隙間がなく、汚れやゴミの掃除がしやすくなっています。床暖房にも対応しています。
【長く使える】やわらかクッションマット
サイズとデザインが豊富で国内の保育園でも使用されているマットです。PVC100%で耐久性に優れており、生活防水仕様です。継ぎ目のないシームレスなデザインで手入れがしやすく、厚みは1.2~1.5cmでロボット掃除機も乗り越えられます。高密度低反発クッションであるため、転んだ際の衝撃の吸収や防音などにも役立ちます。床暖房やホットカーペットも使用可能です。
プレイマットを使うときの注意点
プレイマットの使用時は気をつけたいこともあります。
ここでは、プレイマットを使うときの注意点について解説します。
床に段差ができる
厚みのあるプレイマットを敷くと、床に段差ができます。つまずいて転ぶリスクがあるため、注意が必要です。
また、ドアの近くに敷くとドアの開閉にも影響が出る可能性があります。
赤ちゃんから目を離さない
プレイマットを敷くと赤ちゃんの行動範囲が一気に広がるため、目を離さないようにしましょう。布製のプレイマットややわらか過ぎるプレイマットを選ぶと、赤ちゃんが窒息する恐れもあります。遊びながら赤ちゃんが寝てしまう場合もあるため、ある程度の硬さがあるプレイマットのほうがおすすめです。購入する前に安全性を丁寧に確認してください。
まとめ
プレイマットは赤ちゃんが寝返りを始める頃から使用できます。プレイマットがあれば転倒によるケガ、床の汚れや傷、音漏れなどの心配を軽減することが可能です。年齢に適したプレイマットを選び、赤ちゃんが快適に過ごせるようにしましょう。
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